肩こりは、首や肩周辺の違和感から始まり、ハリ・コリ感を経て、やがて痛みへと変化していきます。
ここでは、肩こりの程度をⅠ〜Ⅴ段階に分けてご説明します。
肩こりの程度と症状
Ⅰ段階
- たまに凝った感じがある
- 休養を取ると解消される
- しばらくすると氣にならなくなる
Ⅱ段階
- 首がだるくなることがある
- 首や肩にハリ感がある
- 我慢できる程度の凝りやハリ
- 冬用コートや重い鞄を持つと肩が凝る
- シップや塗り薬に頼ることがある
Ⅲ段階
- 首が重だるくなる
- 首を動かしにくい
- 時々頭痛が起こる
- 首の付け根に何かが乗った感じがする
- 肩の凝りがつらいと感じる
- 満足な睡眠が得られない
- マッサージを受けると一時的に楽になる
Ⅳ段階
- 首を動かすと痛みがある
- 頻繁に頭痛が起こる
- 常に重だるさを感じる
- 肩や腕が重たく感じる
- 肩甲骨や背中が凝る
- 疲労感がなかなか取れない
- マッサージを受けてもすぐに凝る
Ⅴ段階
- 頭痛が2〜3日続く
- 首や背中が痛くなることがある
- 同じ姿勢でいると固まった感がある
- 同じ姿勢でいるのがつらい
- コリや痛みで夜中に目が覚める
- マッサージを受けても効果が持続しない
肩こりが起こる原因と悪循環
同じ動作の繰り返しや長時間の同じ姿勢により、筋肉が緊張します。
その結果、筋肉は縮んだり一定の長さで固まってしまい、次のような悪循環が生まれます。
- 筋肉が骨を引っ張って関節が歪む
→ 神経や血液・リンパの流れが悪くなり、血行不良や自己回復力の低下が起こる。 - 骨や関節の動きが悪くなる
→ 首や肩が動かしにくくなり、ハリや突っ張り感が出る。
→ 他の筋肉がカバーしようとして負担が増し、さらにコリや痛みが発生。
この状態は、日々の生活習慣によって悪化することが多く、自然に良くなることはほとんどありません。
コリや痛みが出やすい筋肉と特徴
僧帽筋(そうぼうきん)
- 首から肩、肩甲骨の内側まで広がる筋肉。
- パソコン作業や下向き作業、猫背姿勢で負担がかかりやすい。
- ストレスやイライラでもコリやすくなる。
改善方法
- ゆっくり首を回す
- 腕を上に伸ばして背伸び
- ゆっくり深呼吸
肩甲挙筋(けんこうきょきん)
- 首の付け根奥や肩甲骨の奥に「重い」「だるい」「痛い」感覚が出やすい。
- 筋力の弱い女性や猫背の人、ムチウチ経験者に多い。
改善方法
- ゆっくり首を回す
- 肩(腕)を大きく回す
※ 痛みが出る場合は中止
菱形筋(りょうけいきん)
- 肩甲骨の内側や背中にハリ・痛みが出る。
- 猫背やうつ伏せ姿勢で背中が丸まると伸ばされて疲労が溜まりやすい。
改善方法
- 腕(肩)を大きく回す
- 背伸びをする
- 深呼吸をする
後頭下筋群(こうとうかきんぐん)
- 首の上部や後頭部(髪の生え際周辺)にハリ・重さ・ズキズキ感が出る。
- 頭痛・目の疲れ・眠氣・不眠にもつながる。
肩こりから広がる不調
肩こりを放置すると、血行不良や筋肉のコリが広がり、体の他の部位にも影響します。
- 首の動きにくさ
- 首や背中の痛み
- 肩の痛み
- 寝つきの悪さ・熟睡できない
- 歯ぐきの腫れ
- 目の疲れ
- 頭痛・吐き氣
- 手の冷え・しびれ
今は肩こりだけでも、我慢を続けることで症状が広がる可能性があります。
単なる肩こりと思わず、早めのケアが大切です。



