おはようございます。
BODYPITKYOTO院長藤﨑進一です。
膝の痛みを訴える方で、膝にたまった水を抜くのはどうかと尋ねられることが多々あります。
膝の水を抜くことで、一時的に痛みから解放されることがあります。
しかし、再び水がたまれば痛みは戻ってきます。
根本的な解決方法は、膝の水がたまらない状態に戻すこと。
なぜ、膝に水がたまるのか?
多くの方は、膝に水がたまるのは「異常だ」と言います。
関節は、関節包という袋に包まれ、この関節包の中で関節は動きます。
関節包内での動きをスムーズするため、潤滑油の役目として滑液と言われる水が入っています。
関節包内で、何だかの異常が発生すると、膝を守るための正常な働きの結果、過剰な分泌をしなければなりません。
問題は、過剰な分泌をしなければならない原因にあります。
原因の多くは、骨格全体のバランスの悪さにあります。
膝に対する、過度の負荷が考えられます。
単純に人間の骨格は左右対称(正確には違います)。
当然、左右の膝への負荷は、右50左50となります。
例えば、骨格全体のバランスが悪いと、右30左70となる場合があります。
この時、左には通常以上の負荷がかかります。
この状態を長く続ければ、膝への負担はさらに大きなものとなります。
関節の動きに制限も加わります。
その動きをスムーズにするために、滑液が通常以上に分泌されます。
骨格全体のバランスの悪さによって、膝の痛い方や、水がたまる方は、骨格全体のバランスを正しい状態に戻せば改善できます。
医師の水を抜く行為は、関節リウマチや感染症の検査も兼ねている場合もあります。
一度は水を抜いて、異常の有無を検査されるのも良いかとも思います。
BODYPITKYOTO
院長 藤﨑進一