BODYPITKYOTOを開院して、初めての5月。
私の独立記念日。
お天気も良く、まさに五月晴れ。
しかも、ごみの日。
朝からスッキリです。
さて、心新たに8年目のスタート。
整体(カイロプラクティック)とリラクゼーションって何が違うの?と聞かれることがたまにあります。
その場で楽になった事に重点を置いてるのがリラクゼーション。
その場で楽になった事などどうでもいいのが整体(カイロプラクティック)。
当然ながら、その場で楽になっていただく事がベストではありますが、5年、10年後にどのようになっているかが大切であり、今楽になったと言うのは先々を考えるとあまり意味のない話です。
例えば、ギックリ腰のような腰の筋肉の簡単な損傷ならば3日(72時間)に炎症のピークがやってきます。
次の日や、次の次の日の方がさらに痛む事があります。
しかし、そのあとは治まっていきます。
炎症によるものは冷却と安静で、痛みは72時間後に治まります。
施術後、痛みが残ってもあまり気にはしていません。
患者さんからすれば、大変な事態ですが、そのことに一喜一憂していては逆に悪化させてしまう恐れがあります。
ただ、2週間経っても、まだ強い痛みを感じるときは話は変わってきます。
私が、ギックリ腰や寝違いの患者さんの施術前後に意識するのは、関節の可動域です。
スムーズに動いてくれればOKとしています。
ギックリ腰や寝違えのツラさを知ってる者として、その場で楽にしてあげたいのは当然ですが、先にも書きましたように、5年後10年後にどのくらい元気になって生活が出来ているかが、体にとっては一番大切なことです。
スポーツ選手でも、5年10年でも選手生活が、元気に続けられることが大切です。
大切なのは、一時的な対処ではなく、ギックリ腰や寝違え、さらに言えば、腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛、五十肩、その他余りある諸症状が起こらないように、正しい生活スタイル(日常の姿勢など)を患者さんが続けられるかどうかです。
私の恩師がこのように言っていました。
「痛みをとるのは我々の仕事ではない。痛みをとるのはボランティア。痛みをとった後から我々の仕事が始まる。」
そして、もう一人私の最も尊敬する恩師もこのように言っていました。
「患者さんの経済的負担を減らすのも我々の大切な仕事だ。」
その場で楽にさせる事も、我々の仕事の一部ですが、やはり根本的な原因を突き止めて、将来的に痛みのない動ける身体づくりのお手伝いをするのが我々の仕事ではないかと考えます。
安い料金設定で、毎週通わすよりも、月に一度、また半年に一度のメンテナンスで痛みを感じない生活を送る事こそ、すべての負担を軽減させる事と信じています。